1月雑感 「中間地点」に立つ「学ぶ人と学びとの関係を整える」というのが、この仕事の主要なテーマなのかもしれない。「二階の窓」は必ずしも勉強の「わかりやすさ」を提供する場所ではないと思っています。わかりやすい授業はもちろん大変けっこうなのですが、気を付けていないとそれを受ける学ぶ側が「お客さん」の席に座...
「二階の窓」は何のためにあるのかこの度、「学びの公園 二階の窓」のパンフレットを作り直すことにしました。これで4回目の改訂作業になります。「二階の窓」ができたのは2016年で、今は3年目の中頃です。1年に一回を超えるペースでパンフレットを作り直していることになる。これまでの改訂は、年度の頭(つまり4月ごろ...
そのような未来僕がやっている「塾の先生」みたいな職業では、一年という時間の区切りは、暦の通りというより、学校の「年度」(4月に始まり、3月に終わる)に即して考えるようになるので、3月を迎えた今、僕は事実上の年(度)末を過ごしているということになります。反対に、本物の年末年始の頃合いは、た...
「わからない」のまま何かこう、はっきりとしたきっかけがあって、長い間考えていたことが、「そういうことかもしれない」と腑に落ちる、というような、そういうことがあったとき、得てしてその「はっきりとしたきっかけ」の功績が多弁に語られてしまうものだけれども、僕はむしろ、そのきっかけに至るまでの間の、「...
サンデー・モーニングこの前の、2月最後の日曜日、僕がやっている「二階の窓」は、テスト前の中高生向けに臨時オープンしていたのでした。 朝の9時から、午後の2時まで。空は青々と晴れていて、風が冷たいものの日差しはむしろ温かい、とくべつ理由もないのになんだか嬉しくなってくる、そんな日曜日の午前中。鍵...
第一志望を譲ってもこの前の金曜日に東京都立高校の一般入試がありまして、それをもって僕のところにいるすべての受験生の受験が終わったことになります。一口で「受験」と言ってみても、その内実は実に様々で、夏休みには大勢が決まってしまうようなものもあれば、長い冬を越えるようなもの、とても準備が間に合わ...
2016大晦日に一年間を振り返る日記を書くなんていかにもありきたりだし、ちょっと恥ずかしい気がしたからこれまではやっていなかったのですが、今年はやってもいいような気がするので、これを書いています。 もういくつも寝ないうちに2016年が終わって2017年がやってきて、干支が猿から鳥に...
うまく言えないのだけれどもさて、いよいよ明後日に迫った「BELLSOUNDS」の中で、僕は「映画上映会“Brussel Street”」と題した出し物をやって、その中でウディ・アレン監督の「人生万歳!」を取り上げることになるのですが、そもそも、どうして僕が映画をやろうと思ったのか、という話。...
それは物語なのだからそんなわけで、ここのところは専らBONJOVIのニューアルバムを聴き込んでいるのですが、全部で18(!)ある収録曲の中で、どうも変わったところのある不思議な楽曲がひとつあるので、ちょっと取り上げてみたいと思います。14番目に収録されているボーナストラックのAll HAIL...
説得力ついこの間、BONJOVIがニューアルバムを出したんだけど、そのことは知っていますか?と、出し抜けにこう言われても、「へ~、BONJOVI、まだやってたんだ」という反応が大方だろうし、「BONJOVIって、え~っと…」という人も結構いるだろうし(「ほら、It’s My...