ホームカミング
さて、「いろmuji」はもう来週末です。ついこの前「SAYAMA HILLS DAY」が終わったばかりな気がするし、「MARCHE~多摩の輝く女性たち~」だってそんなに前のこととは思えないのだけれど、確かにそれはもう過去の話で、僕がどれだけびっくりしたところで、来週になれば来週末の日曜日がちゃんとやってくるのです。光陰矢の如し。タイム、フライズ。
というわけで、「いろmuji」です。「いろmuji」は僕が転がり込んできた居候的に間借りしているhanakirinが主催する定期市のようなもので、これまでのところ年に2回開催されている。つまり、今回が冬だから前回は夏(6月4日)、その前は去年の冬(12月12日)、ということです。そして、このイベントに僕は浅からぬ縁があって、前々回の12月12日(名称は「iroのハコ」だった)のフライヤー作りが僕のデザイン業の第一歩であり、前回の6月4日(「いろmuji」初回)が僕のコーヒー業の初舞台であった。そうです、どちらもhanakirinの福田望美さんが僕に「なんとなく、できそうだから、やってよ」と持ち掛けてきたことで、これらの仕事は始まったのでした。「iroのハコ」の仕事をもらう前、僕はデザインなんてまるでやったことがなかったどころか、自前のパソコンすら持っていなかった(だから、「いいですよ」と言った後であわててヨドバシカメラに走った)。前回の「いろmuji」に出るために、僕は文字通り一からコーヒー抽出道具をかき集め、淹れ方や配合の具合をあれこれ検討し、見よう見まねでコーヒー屋になった。どれもこれも、「できそうだから」で始まった。それから数えて、デザイン業が丸一年、コーヒー業が半年、前者は10件くらいの仕事が生まれ、後者は5回の出店を数えた。これが果たして立派な数字なのかどうか、胸を張るような実績と言えるのかどうか、僕にはよくわからない。けれども、少なくとも僕はそのどれもを心から楽しんだし、全力を尽くしたという自負があるし、ささやかな進歩だって経ていると思える。なにもかも、「なんとなく、できそうだから」のおかげである。どうもありがとう。
そういうわけもあって、僕は今回の「いろmuji」に実はちょっとした思い入れをもって臨んでいます。ここだけの話。なんとなく、「ホームカミング」という感じがする。今回僕はイベントのフライヤーをつくり、告知用のウェブサイトをつくり、当日はコーヒーやその他の飲み物をつくります。紙媒体のフライヤーとウェブ媒体のサイトを連動させるアイディアは、「MARCHE~多摩の輝く女性たち~」の企画で試して、今回から本格的に導入しました。そして、この試みはまた次のイベントのアイディアに繋がっていくんだけれども、それはまた改めて。
「coffeeネコゼ」の方でも、いろいろと準備していることがあるので、それもまた改めて。今回の「いろmuji」も、美味しいもの、カッコいいもの、カワイイもの、抜かりなくそろっています。いつもそうであるように。
hanakirin presents 「いろmuji」
2016.11.27(日)11:00‐15:00
相羽建設株式会社「つむじモデルハウス」