生まれたての
昨日の「参加者交流ランチ会」をもって中小企業大学校東京校で行われた「MARCHE~多摩の輝く女性たち~」が終わって、9月29日「こだママフェス」から続いていたコーヒー出店3連戦(「9月10月シリーズ」)が一段落つきました。3回の出店の間にデザインの仕事がいくつも挟み込まれていて、もちろん塾の仕事はいつも通りあって、この2~3週間はちょっと信じられないくらい忙しかった。しかもそんなときに限って家のインターネット通信が…なんて始めるときりがないので、そういうのは言わないことにします。けどまあ、うん、忙しかった。
「こだママフェス」も、「MARCHE~多摩の輝く女性たち~」も、開催規模こそ違えど、大盛況と言っていい盛り上がりを見せて、おかげさまで僕のコーヒーも割と好調でした。どちらも今年が第一回という「生まれたて」のイベントで、どうなるかなと様子を見つつの出店だったけれども、どちらもいい意味で予測を裏切られ、用意していたコーヒーが終わってしまってあわてて追加を手配したり、なにかとてんやわんやだった。イベントで会ったのをきっかけに新しい仕事が生まれたりもした。いろいろと収穫が多くて、出店できてほんとうによかった。
初めてのことがいつもそうであるように、「こだママフェス」も「MARCHE~多摩の輝く女性たち~」も、僕の見聞きする限り、企画や準備の段階でかなりばたばたと大変だったみたいです。そりゃあそうですよね。「イベントやりたい!」「やろうやろう!」でひとつ楽しいイベントができました、なんてことはあり得ない。幾多の手間と面倒と善意の持ち出しがそこにはあるものだし、前例のないものであればそれはなおさらである。もちろん、手間暇を惜しまず注げに注ぐほどいいものが…というものでもないわけで、このあたりの塩梅はセンスの問われるところです。まるで子育てみたいだ。でも、センス云々の前に、そこには前提としての前向きな意思と責任を引き受ける覚悟のようなものがなければお話にならないわけで、9月10月シリーズの両イベントには、そういうものが確かにあったと思う。だからあれだけ賑やかに盛り上がったわけだし、僕は楽しく遊ばせてもらいました。
9月10月シリーズの後には11月12月シリーズがあって、来月と再来月、「coffeeネコゼ」は合計4回の出店を予定しています。このシリーズでつけた力、浮き出た課題、得られた着想を形にして、次の11月3日「SAYAMA HILLS DAY」に向かう準備がもう始まっています。ただ普通にコーヒーを売るのもいいけれど、せっかくだから、コーヒーの奥深さとか、意外と自由が利くところとか、自分好みの味を見つける楽しみとか、僕が今年からcoffeeネコゼを始めて気が付いたそういうものをお客さんと共有できるような、そんな工夫ができないものか。「コーヒーが好き」という人が、さらにもう一歩踏み込んで、洋服をコーディネートするみたいな気楽さで、「コーヒーを選ぶ」楽しみを満喫できるような、そんな仕掛け。
秋が深まって、熱いコーヒーが美味しい季節がやってきて、coffeeネコゼにはやりたいことがあります。